劣化した時にかかる費用
老後の資産運用のために不動産投資をする人は多いですが、不動産も管理が必要です。
建物が建っていない、ただの土地であっても駐車場にするには雑草を抜いたりしなければなりませんし、費用がかかります。そしてアパートやマンションなどにして賃貸契約で収入を得ようとしても、建物の費用は大抵ローンですから、元が取れるころには劣化した建物の修繕費用がかかるということが多いです。ですから最終的に損をしないようにするためにも、劣化しにくい素材のものを選んだり、修繕費用があまりかからないような仕様にしましょう。アパートなどは外観が美しく内装も綺麗なほうが入居者が多くなりますが、費用をかけるのではなく費用をかけずに美しく見せるということも大切です。和室の部屋よりもフローリングのほうが費用も安くなりますから、フローリングにして壁でできるだけ部屋を仕切らないようにして、費用を抑えるようにもしすると良いです。ロフトを作ってスペースを増やすのもおすすめです。
不動産の補修が必要になるのはどんな場合?
不動産を所有して賃貸にしている場合、入居者からさまざまな補修を求められることがあるでしょう。しかしすべての要求に応えることは難しいかもしれません。オーナーになった場合、どこまで対応すればよいのでしょうか。
賃貸物件では、オーナーが賃貸借において目的にかなった状態で使用させる必要があります。防犯や郵便受けに廊下やロビーの照明など、安全で不自由ない状態にしなければなりません。
もちろん借主の部屋の照明やインテリアなどは必要がありませんが、不動産の壁や雨漏り対策などはオーナーが負担して行わなければならないのです。
もしも対応する可能性がないと判断されてしまうと、賃貸借契約に問題が発生します。借主との契約終了や、賃貸料を減額するなどが考えられます。オーナーが借主に提供しているものについては、義務を負う必要があると考えておきましょう。ただし借主が故意や過失で不動産に損害を与えた場合は、オーナーに補修の義務がありますが、不法行為や契約違反にあたり借主が損害賠償義務を負うことになります。